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ハモコミ通信2020 10月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。

 


 

◎前進あるのみ

 

 日常生活や仕事で、困難に立ち向かってきた経験は、誰もが持っているでしょう。そして、その時に下した判断は、人生の岐路ともなります。

 Y氏は父が経営する会社で、庶務を担当しています。自身が就きたい仕事ではなかったため、《 自分には向いていない 》という不満が溜まる一方でした。《 もっとやりがいのある仕事がしたい 》といつも思っていたのです。

 ある日、同じ業界の親しい仲間であるI氏に、その不満を聞いてもらったところ、「やりがいのある仕事をしたいのはわかるけれど、まず、仕事をやりがいのあるものにしようと思うことが大事だよ」と助言をしてくれました。

 さらに、「やりがいの有無で、どの会社に行っても結局は同じになる」と言われ、仕事の好き嫌いを、自分自身が決めつけていたことに気づきました。それ以来、自分の仕事に「やりがい」を見つけようと努力しました。

 人生はいつも思い通りに事が運ぶとは限りません。

 どのような状況であっても受け入れ、前進しようとする努力が大切なのです。

 

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<コメント>

 Y氏に限らず、与えられた仕事、あるいは自分で選んだ道でさえ、時として《 自分には向いてないのではないか 》と思った経験は誰しもお持ちだと思います。

 私も若い頃、営業は向いてないのではないか、と何度も思いました。確認不足でお叱りを受けたり、空振りが続いたり、悶々とした記憶は鮮明です。

 営業は、自分という人間が丸ごと試されているのだ、ということに気づいてからスイッチが入りました。

 以降、コミュニケーション、人間心理、目標の設定と達成、時間管理などなど、営業に関わる学びがどんどん楽しくなっていきました。

 判断を常に正しくできる人はいないでしょうし、思いどおりに事が運ぶことの方が稀でしょう。

 結果をすべて前向きに受け入れることで、出来事の意味が違って見え、視界が開けてくると信じています。

 


 

◎どちらが美しいか

 

「礼儀作法」は公式な改まった場所だけではなく、普段の生活における起居動作や心遣いも問われます。

 聖徳太子の「十七条憲法」の一つに「和を以て貴しと為す」とあるように、「礼儀」とは、人と人との「和」を重んじる精神が大切といえるでしょう。

 あるイベントで、チーム対抗・子供雑巾がけレースが行なわれました。それぞれがチームの優勝のため、応援し合いながら夢中でレースに臨んでいました。

 レースの最中、優勝に最も近いAチームと下位のチームの子供同士が不意にぶつかってしまいました。その時、よろけてしまった子供に手を差し伸べた子がいるAチームはレースに負け、惜しくも優勝を逃してしまったのです。

 しかし、Aチームのメンバーからは悲嘆や非難の言葉は一切なく、むしろどのチームよりも互いの健闘を称え合っていました。

 物事を判断する時、勝ち負けや有利不利だけにとらわれず、「どちらがより美しいか」という基準を持って、周囲との和を築いていきたいものです。

 

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<コメント>

 団塊の世代ほどではなくても、1クラス40〜50人が何クラスもあり、それ行けやれ行けの私達の時代には、このような美しい結果にはならなかったかもしれません。

 今の子ども達は云々と、世間ではマイナス評価も飛び交いますが、こういった面は昔よりはるかに向上しているように感じます。

 やはりリーダーが指し示すべきは、どうありたいか、という姿勢ではないでしょうか。

 日本の〇〇ファーストは、さほど独善的な感じはしませんが、世界的には、勝ちさえすればいい、自分さえ良ければいい、責任は相手になすりつけろ…。子どもの教育に、はなはだ良くない現状にうんざりします。

 世界のことはともかく、自分の影響の及ぶ範囲で、美しく自然な生き方、仕事の仕方を心掛けていきたいですね。もちろん理想は強くて美しいという、時として矛盾するものを乗り越えた姿です。

2020.10.01:[ハモコミ通信2020]

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