ハモコミ通信2022年3月号
今回はいつもどおり街ネタ2本です。生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎二つの生き方
Eさんは運送の仕事をしています。
ある時、高速道路が渋滞してきたため、パーキングで休憩をとることにしました。
車の中でラジオを聞いていると、「一瞬で幸せになれる方法があります」という声が流れてきました。Eさんは《本当かな?》と半信半疑でいました。
すると、「人には二つの生き方があります。それは、『私は幸せになりたい』という生き方と、『私は幸せだ』という生き方です」と言いました。
Eさんが《自分は前者だな》と思っていると、「『私は幸せだ』と思うことが一瞬で幸せになる方法で、身近にある幸せをどれだけ感じられるかがポイントです」と言うのです。
身近な幸せを思い返してみると「家族がいる」「仕事がある」「職場の仲間がいる」「食事ができる」など、ありがたいな、と思えることが思い出されました。
Eさんが心の中で感謝していると、本当に幸せな気持ちが湧いてきたのです。
その後、温かな思いと共に、無事に荷物を届けることができたEさんです。
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<コメント>
本当にそのとおりですね。「幸せ」というものの本質を、シンプルにズバッとわかりやすく伝えてくれています。
捉え方さえ変われば、「一瞬で」幸せになれる!これを活用しない手はありません。何かに囚われ過ぎないようにして、思い込みや執着を解き放ち、純な心(すなおな心)でいると、そう捉えやすくなると思うのですが、いかがでしょうか。
問題は、一瞬で変わることもできる代わりに、一瞬だけで終って元に戻ってしまうこともある、ということです。
そうならないためには??
気づいたことを心に深く刻むということかなぁ…。そして、自分を第三者的に眺めてみて、「今、自分はうまくいっているだろうか?」と、自問自答してみるのはどうでしょうか?
◎ライバルからの学び
今年は3月25日にプロ野球が開幕予定です。
時代ごとに数々の名勝負が繰り広げられてきましたが、昭和30年代のパ・リーグを代表する名投手の稲尾和久氏と杉浦忠氏のエース対決は、野球史に残るものとなっています。
杉浦氏は稲尾氏をマウンド上でのマナーの手本としていました。
稲尾氏はイニング終了時に、マウンドをていねいにならすことを欠かしませんでした。
杉浦氏はその姿に感銘を受け、それに倣(なら)うようになったそうです。
普段はライバルとして競い合う存在でも、その人の振る舞いや言動、考え方など、良い部分は積極的に取り入れるのもよいでしょう。
職場の中でも、年齢や立場に関係なく人の優れている部分から学ぶ意識を持つことで、自分の能力向上につながるはずです。
世の中には自分にない能力や考え方を持っている人が多くいます。人から学ぶ姿勢を忘れず、日々の仕事に取り組んでいきましょう。
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<コメント>
最近はオリンピックの解説などで、ライバル選手をリスペクトしている、という話をよく聞きますね。とてもすがすがしく感じます。
相手を「敵だ」あるいは「嫌な奴だ」と決めつけてしまうと、「敵フィルター」、「嫌な奴フィルター」が働いて、その人の良さが見えなくなってしまうと思います。
そして、意識していないと、この種のフィルターはすぐにかかってしまいます。
本当は、目の前に現れる人は、何かを気づかせてくれる先生なのかもしれません。
それがたとえ小さい子どもや、普段あまりいい印象を持ってない人だとしても。
ネガティブな印象が湧きおこった時こそ、その人から何か学べないだろうか?という方向に心を向けていきたいですね。
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