里山の木
宮城県森林インストラクター第1講は、「森林・木について」でした。
大衡村にある昭和万葉の森を講師とともに散策して、いろいろ木の特性などを教えて
いただくといったもの。
講師は宮城県インストラクター協会の方々です。実にいろいろ詳しい!
フィールドに出る前に、座学があり、まずは宮城県の里山によく見られる木を10種類
挙げてください、というのがありました。わかりますか?
圧倒的に多いのがコナラというのはわかっていましたが、その他となると…。
クリ、クヌギ、ケヤキ、ホウノキ、トチノキ、ヤマザクラ、モミ、イロハモミジ、
アカマツ、と書きましたが、赤が正解、黒はベストテンには入らないそうです。
ベスト3は、コナラ、クリ、カスミザクラとのこと。ヤマザクラじゃなかったんだ!
カスミザクラは、開花時期がヤマザクラから遅れて2週間後くらいだそうで、葉に隠れて
あまり花が目立たないことから霞のように咲く桜ということでカスミザクラだそうです。
フィールドでは、ヤマボウシ、エゴノキ、ウラジロノキ、アズキナシ、ウグイスカグラ、
アオキ、ネムノキ、クリ、クヌギ、コナラ、アサダ、ハシバミ、トチノキ、イヌシデ
などについて、詳しく教えていただきました。
森林インストラクターは「自然の翻訳者」なのだそうで、そのレベルが初級から上級まで
段階が無数にあると思います。ぜひ上級レベルになりたいものです。
<エゴノキ>
果肉には毒があり、種の部分のみをヤマガラが好んで食べます。これを食べている時は
夢中になっているので、近くに寄っても逃げないそうです。秋に実験してみたいもので
す。果肉の毒は、昔は川魚を獲るのに利用したのだそうです。昔の人は実に山民ですね。
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