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ハモコミ通信2021 11月号

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今月も街ネタを2つご用意しました。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎発掘する

皆さんは、「発掘」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか。

辞書には、「地中に埋もれているものを掘り出すこと」とあります。「遺跡や埋蔵金を掘り起こす際に使う言葉」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

「発掘」は、地中の物を掘り出す以外に「世間に知られていない、すぐれた人や物を見つけ出すこと」という意味もあります。

作家の村上春樹氏の著書には、小説家にとって何より嬉しい体験を「自分の中に本能的な物語の鉱脈がまだ変わらず存在しており、何かがやってきてそれをうまく掘り起こしてくれたのだと実感できること」と記してあります。

鉱脈とは、鉱石や鉱床などの「宝」が産出される場所をいいます。では、私たちが自分の中にある鉱脈を掘り起こすにはどうしたらよいのでしょうか。

まずは自分を知ることです。日記を書いたり、一人の静かな時間を持つなどして自分と対話することが、自分の中の宝に気づくきっかけとなるはずです。

私たちの中に眠る宝を発掘し、人生に活かしたいものです。

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<コメント>

自分の中に宝が眠っている、という表現は時々目にしますが、「鉱脈」という表現には驚き、感心しました。

ひとたび掘り当てれば、奥行きが無尽蔵に広がっているイメージがあり、実際自分の中に眠っている宝というのはそういうものかもしれない、と思い直しました。

自分の宝はこうだと決めつけず、新たな鉱脈にたどり着くには、コラムにあることの他に、これまで興味を示さなかったこと、避けてきたことに、あえてチャレンジしてみる、というのもひとつかもしれません。

インドア派だったけど、アウトドア体験をしてみよう、とか、夜型生活を朝型にしてみる、などなど。いかがですか?

 


 

◎競技への恩返し

東京2020オリンピック競技大会の開幕から、三カ月が経ちました。

ソフトボール女子は2008年の北京大会以来の開催となり、日本代表は13年越しの連覇を果たし、金メダルを獲得しました。

北京、東京の2大会で、エースとして日本に金メダルをもたらしたのが上野由岐子投手です。しかし、上野投手は北京大会後に燃え尽き症候群、のような心境に陥り、一時はソフトボールを辞めたいと考えていたといいます。

北京大会後も実業団でソフトボールを続けていたものの、頑張れない自分に嫌気が差していたところ、宇津木麗華監督から「これからは頑張るんじゃなくて、ソフトボールに恩返しをするつもりでやればいいのよ」と諭されたのです。

その言葉に励まされた上野投手は、ソフトボールへの向き合い方が変わり、《 金メダルを獲得することがソフトボールという競技、そして恩師の宇津木監督への恩返し 》と信じて、東京大会に臨み、見事に恩に報いたのです。

私たちも上野投手のように、他者への恩を力に変えて仕事に励みたいものです。

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<コメント>

宇津木監督ご自身が、「ソフトボールへの恩返し」という気持ちを持っていたからこそ、かけることのできた言葉でしょうね。さすがどちらも一流人です。

さて、日本人の際立った特徴のひとつが「恩意識」であると言われています。 そして、ソフトボールのようにモノやコトに対しても恩を感じることができるのも日本人ならではですね。

脈々と息づいている美徳が力になるなら、それは鬼に金棒でしょう。

報いたい、返したい、大切にしたい、役に立ちたい、誰かのために、何かのために。

2021.10.24:[ハモコミ通信2021]

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