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ハモコミ通信2020 4月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。

 


 

◎屋久杉から学ぶ

 Kさんは仕事が増える中、ミスが重なり、自信を持てずにいました。次第に《 自分が成長できないのは、職場の環境のせいだ 》と思うようになったのです。

 そのような時、鹿児島県の屋久島に行く機会がありました。圧巻の屋久杉を見ながら、ガイドの話を聞いていたKさんは、心を打たれました。

 杉の平均寿命は五百年余りといわれています。

 屋久杉は、環境が悪い中でも樹齢二千年を超える巨木があります。

 花崗岩で栄養分の少ない山地に自生するため、成長が遅くなります。その分、年輪の幅が緻密になり、材は硬くなります。

 また、樹脂の量が多いという特徴を持っています。

 樹脂には防腐効果があるため、長い年月でも腐らず、幹が硬いため折れずに生き続けられるのです。

 Kさんは、厳しい環境の中でも屋久杉が成長するたくましさを知り、自分の考えの甘さを反省しました。

 そして、《 これからは環境のせいにするのではなく、コツコツと努力し、時間をかけて成長していこう 》という気持ちになったのです。

 Kさんの人生の幹は、これからきっと、硬くて丈夫になっていくでしょう。

 

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<コメント>

 屋久島はぜひ訪れてみたいところです。そして縄文時代から生き続けている大先輩に触れてみたい。

 人の寿命がもし二千年あったら、どう生きるでしょうか? チコちゃんじゃないけれど、ボーっと生きている人と、何かコツコツと先を見据えて努力を重ねる人とでは、雲泥の差が生まれそうですね。

 そして、千年に一度の天災だって2回経験するわけで、人災も数限りなく見ることになる。生き抜くだけで、すごいこととも言えます。

 太宰府天満宮に「くすの木千年、さらに今年の若葉なり」という句碑があるそうです。

 何歳になっても、若々しくいきましょう!

 


 

◎老いたればこそ

 幼子を育てる親にとって、我が子の日々の成長は新鮮な感動を与えてくれます。

「初めてしゃべった」「歩きはじめた」など、子供の成長に伴う変化は、喜びを持って迎えられます。

 一方で、加齢に伴う体の変化は、足腰が弱くなる、小さな文字が見えにくい、耳が遠くなるなど、どこか寂しさや情けなさ、あるいは悲しさという印象で捉えられがちです。

 加齢による体の変化からは、誰も逃れられません。では、どう受け止めるべきでしょうか。

 それは、あっさりと穏やかに受け入れる他ないのです。

 《 こんなこともできなくなった 》という思いは横に置いておき、「長い間きちんと働いてくれてありがとう」と、体の隅々に感恩と慈しみの心を向けてみてはどうでしょう。

 こうした受け止め方によって、加齢に伴う不自由な気持ちは和らぎ、新たな活力が湧いてくるはずです。

 

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<コメント>

 この受け止め方、素敵ですね。

 私58歳。さすがにまだまだ加齢に伴う不自由さは感じていませんが、体の隅々へ心を向けることで、本当にそうだなぁ、と感じます。

 86歳になる母宅のトイレには、日めくりカレンダーがかけてあり、いつ行っても「その日」になっています。つまり毎日ちゃんと見てるのです。

 岡本肇さんの「今日を楽しむ猫語録」というもので、すっとぼけた表情の猫のイラストとともに、言葉が、実に高齢者向き(笑)。

 よくお気楽で、程よく励ましがあり、程よく前向きです。

 たとえばこんな感じです。

「何もかもは出来なくても 何かひとつは出来る」

 めくりながら毎日何を思っているのか…(笑)。

2020.04.01:[ハモコミ通信2020]

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