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ハモコミ通信2018年10月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎男女の欲求の違いを意識して言葉を選ぶ

【男性の興味】
いかに 「価値のある存在」 として認めてもらえるか

【女性の興味】
いかに 「愛される価値のある存在」として認めてもらえるか

 価値ある存在でありたいと願うのは男女共通の欲求ではありますが、女性は「与えられるにふさわしい自分」であることを求めているのです。

 心理学では、男女の自己像の違いに関し、男性は「本来大きな自分」であるとの認識をもとに行動しているとされ、女性は逆に「本来は小さな自分」であるとの認識のもとに行動しているとされています。

 この感覚の違いを理解することは極めて大切です。

 そのため女性は、辛いときに優しい言葉をかけてくれた相手に対しては、男性が思う以上に有難い存在として意識することが多いようです。

 これも「愛情を与えられるにふさわしい自分」として相手が認めてくれたことへの心の反応です。

 また、脳の男女差の研究によれば、男性が商品に求めるものは「成果、スペック、理屈、モノ、征服」であるのに対し、女性が求めるものは「快楽、イメージ、直感、ヒト、共感」であるとされています。

 これは、ドーパミンやセロトニンといった脳内ホルモンの放出量の違いからくる反応の違いでもあります。

(一部を抜粋しました)

 

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<コメント>

 これを基に考えると、現代は社会全体が女性化傾向を強めている、と言えるかもしれませんね。

 それはさておき、こういうことを単に知識として知っただけでは何の意味もありません。知ったらさっそくやってみて反応を確認検証する。それしかありません。

 しか〜し、その前に…。これまではどうだったか?

 そういう状況の時、果たして優しい言葉をかけてきただろうか??

 いつもしてこなかった、とは言わないまでも、いつもしてきたとも言えないなぁ。

 反省多き人生です(苦笑)。

 


 

◎発想につながる6つのつなぎ言葉

 ある情報を得たとき、その情報を「多角的な視点」で捉えることができたら、1つの情報から多数のアイデアが出しやすくなるのです。

 私の場合、情報を得たときは、「発想につながる接続の言葉」を用いて、アイデアを出しやすくしています。

 つまり、何かの情報を得たとき、「次の言葉」をつぶやくようにしています。

 ●ということは… ●だとすると… ●裏を返せば…●たとえば… ●むしろ… ●そもそも…

 これらに続く言葉は「アイデア」になりやすいのです。
 また一般に、他人の意見を批判したくなったときは「でも…」と、言ってしまいがちです。

 しかし、この「でも…」を用いて批判だけで終わらせてしまっては、なんの進歩もありません。

 そこで、批判したくなった場合は、「でも…」で切り返すのではなく「むしろ…」と反応するようにし、自分の提案を出すように心がけるべきです。

 

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<コメント>

 このような接続詞は、切り返し話法として習ったことはあります。

 アイデアを引き出すため、という観点が新鮮でした。

 言われてみるとそのとおりですね。例をつくってみましょう。

 「夏の暑い盛りに安全反射ベストなんか着ると、暑さが倍増するんだよな。安全のためだからしょうがないけどさ」

 「なるほど確かにそうですね。ということは着用感がないほど軽くて蒸れない安全反射ベストがあれば喜ばれるでしょうね」

 「でも…」と言いたくなったらチャンス。

 「でも…」と言ってしまったあとでもハッと思い返して、「むしろ…」と言い直すクセを身につけたいと思いました。

 愛は地球を救う、アイデアも地球を救う!ですから。

2018.10.01:[ハモコミ通信2018]

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