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ハモコミ通信2016年9月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎失敗の達人に学ぶ

 子どもの頃、「将来の夢」というテーマで作文を書いた人は多いでしょう。

 夢を叶えることは、実際には難しいものです。道半ばで諦めてしまった人も多いでしょう。

 中には、その挫折を引きずって、新しい挑戦に尻込みしてしまう人もいるかもしれません。

 野球は「失敗のスポーツ」と呼ばれています。三割バッターが一流といわれるプロ野球選手は、失敗の達人ともいえます。

 1年間に140試合以上をこなす中で、ミスを引きずっていては、チャンスを活かせません。

 失敗と上手につきあう秘訣を、日米のプロ野球で活躍した松井秀喜氏は「悔しさは胸にしまっておきます。

 コントロールできない過去よりも、変えていける未来にかけます」と、著書で語っています。

 過ぎたことを後悔するより、「今、自分にできること」に集中することで、切り替えることができるのです。

 失敗をしたことがない人は一人もいません。ミスと上手につきあい、今できることに全力を注いで、明るく朗らかに進みたいものです。

 

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<コメント>

 我が家のトイレの日めくりカレンダーにもいい言葉が書いてあります。

 「失敗は、いま失敗に“見える”だけ」

 〜いまの失敗が次にどう繋がっていくか、楽しみにしていよう。いちいち落ち込まなくていいんだよ〜、と。

 マー君の24勝0敗という特殊な例を除けは、素晴らしいピッチャーも必ず無残な敗戦を経験してますものね。

 笑顔で次に向かいましょう!

 


 

◎感謝の反対は?

 「提灯を借りた恩は知れども天道の恩は忘れる」という諺(ことわざ)があります。

 闇夜に迷っている時に借りた提灯のありがたさは、いつまでも忘れないが、同じく光を与えてくれる太陽の恵みは、あまりに大きいので、かえってその恩義を忘れてしまうという意味です。

 物に恵まれ、生活環境も充実している今日では、それが「当たり前」になってしまい、ありがたさをつい忘れてしまいそうになります。

 社会人10年目のAさんは、「感謝の反対は当たり前の心」が口癖です。

 特に、後輩たちに毎日のように言っています。

 そんなAさんが、ここ数年、実行していることがあります。それは「感謝の気持ちを積極的に言葉にすること」です。

 「ありがとうございます」「おかげさまで」「嬉しいです」と、心に思うだけではなく、声に出して伝えます。

 人にはもちろん、当たり前のように身近に存在する物や自然にも、小さな声で感謝の言葉をかけているAさんです。

 

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<コメント>

 感謝の反対、っていうのは普段あまり意識しませんでした。「感謝しない」っていうのは、言われてみれば「当たり前」だと思うから感謝しないんですよね。

 感謝の気持ちを言葉にするというときに、人にだけでなく、物や自然に対しても、というのが面白いところ。

 言葉に表すことによって心が清らかになりそうですね。

 ある詩の一節に「喜びに明け、感謝に暮れる」というのがあり、感謝の気持ちで眠りにつくよう努めていましたが、言葉に出すようにしたいと思いました。

 


 

2016.09.23:[ハモコミ通信2016]

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