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神の慮(おもんぱか)り

神の慮(おもんぱか)り:画像

神渡良平さんをご存知でしょうか?

 

『安岡正篤の世界』をはじめ、日本の偉人たちを深く研究し、執筆や講演活動を精力的に

やっていらっしゃるベストセラー作家です。

 

その神渡さんが訳された詩を紹介したいと思います。

 

この詩は、ニューヨーク大学病院リハビリセンターのロビーに掲げられている、

ある患者さんの詩
 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと
神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱な体を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の称賛を得ようとして
権力を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられていた
言葉に表されていない祈りが叶えられていたのだ

ああ、私はあらゆる人の中で
もっとも豊かで祝福されていたのだ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

おそらく10年ほど前にもこの詩に出合っていました。

詩との向き合いは自分との向き合い。

 

できごとは表面的なこと。

その奥にある本質をみつめられるようになるといい、という意味は理解できます。

 

しかし、そういう考え方をクセづけできるかどうか、ですね。

今は意識してやろうとしては「ああ、できてなかった」を繰り返している最中です。

 

また10年後にこの詩を読んだ時、どんな風に感じるのか楽しみです。

2017.06.29:[スタッフ眼ヂカラ養成ブログ]

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