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良い失敗、悪い失敗

良い失敗、悪い失敗:画像

 

畑村洋太郎著「失敗学のすすめ」を基に書かれた、ある雑誌の記事をまとめてみました。

 

ポイント1: 人は必ず失敗する ⇒ 「人は失敗をするもの」という事実を認める必要がある

        しかしこれを実践することはむずかしい

        例 作業現場で失敗すると怒る管理者

           十分な対策もしないで、単に「注意しろ」というだけの先輩

 

ポイント2: 失敗を隠そうとするのは自然の真理 ⇒ 管理者はこの事実を受け入れる必要あり

        特に日本社会は、失敗の原因究明よりも責任追及に走りやすいのでなおさら

 

これらを考慮に入れて、「失敗を繰り返さないための仕組みづくり」が求められる、と。

 

人間の脳は、失敗からしか学べない。「正しいこと」を学ぶのではなく「間違っていること」を

消去していくことで、正しいことを浮き彫りにして頭に残していく仕組み。

つまり、間違えることそのものが学習だ、ということである。

 

◆良い失敗

個人が成長する過程で必ず通らなければならないもので、体験しておいたほうが後々のためになるという失敗

未知、新しい体験での失敗

 

◆悪い失敗

不注意や誤判断など単純ミスが原因で繰り返される失敗

何も学ぶことができない失敗

 

最近の三菱自動車の事例などをみると、企業風土が生み出す取り返しのつかない失敗、

というのもありますね。これは「悪い」を通り越して、「最悪」です。気をつけたいものです。

2016.10.13:[スタッフ眼ヂカラ養成ブログ]

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