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ハモコミ通信2015年12月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎やる気を起こすには

 進むべき道筋であるビジョンを示し、その目的を共有している組織は強いと言われます。

 会社においては、経営者、幹部社員、そして社員が三位一体となって、やる気を出して取り組まなければ生き残れない時代です。

 やる気を起こすカギは、《 あなたのためなら一肌脱ごう 》という気持ちを起させることです。

 もし人に何かを望むなら、まず自分から、相手の望むものを与えることは人間関係の法則です。

 例えば、相手に対して「もう少し自分に愛情と思いやりを持ってくれれば、もっと自分も優しくできるのに」というのは、人間関係が逆転しています。

 言い換えれば、「相手が自分の望みをかなえるまで、自分は相手の望みをかなえない」と言っているのと同じことだからです。

まず、自分から先に、相手の希望を満たしてあげたいものです。こちらが先に与えれば、相手も喜んであなたに与えようという気になるものです。

 職場の仲間の良さを確認し、言葉や行動で伝えていきましょう。

 

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<コメント>

 これ、けっこう深い話ですね。

 人間関係の法則、とここでは述べられていますが、このことを学校で習った方はいらっしゃいますか?

 法則としては習っていなくても、けんかを通して誰もが学んできていると思います。

 子どもの頃のけんかで、相手が先に謝ったらこっちも謝ってもいいよ、と自然に湧き出てくる感情をどのように処理してきたでしょうか?

 先生が仲裁に入り、互いに謝れ、と言われ、しぶしぶ謝ると、両方ともスッキリしてわだかまりが消える、っていう仕組み。

 誰もが経験したことがあると思います。

 これを仲裁なしにできるようになるとワンステップ上がるわけですが、子ども時代のままやっちゃっていることはありませんか? 私はよくあります(笑)。

 犬猿雉は、きびだんごをくれたら鬼退治に行ってもいいよ、と言いました。桃太郎は良い結果を望み、先に与えました。なんだか似てますね。

 先に与える、先に謝る、一歩低く身を構える姿勢が、ものごとをリードする上で必要なことですね。

 


 

◎パッとした人

 居酒屋で友人と旧交を温めていたAさん。盛り上がっている隣の席から聞こえてきた言葉が、ふと耳に残りました。

 「パッとしないんだよねー。あの人は」

 この「パッとしない人」とは、言われたことができない人、言われたことしかやらない人、何かを投げかけても反応に乏しく、仕事がスローな人を指しているようです。さらに、本人がそれを自覚していないとのことでした。

 では、「パッとした人」とはどのような人か、Aさんは考えてみました。

 《 例えば、仕事の受けっぷりがよく、スピーディで。期日を厳守し、かつそこに一工夫を加味できる人ではないか。そして、会社の方針をよく理解した上で、改善改革の提案をできる人ではないか 》

 居酒屋で耳にした言葉から、思いがけず、明日からの指針となるようなイメージを描くことができたAさんです。

 特に、仕事に一工夫を加えられる、パッとした人を目指そうと決意しています。

 

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<コメント>

 自覚というのは大事ですね。これなしでは、行動や考えの進歩はあり得ません。

 もっとも、あまりにマイナスな自覚を持って、縮こまってしまうようだと、それも困ります。やればできるというプラスのイメージを持って、まずは行動に移していくしかないですね。

 Aさんのように、いろいろイメージした中でも、特に1つに焦点を合わせ実行すると決めることが、結果につながる良いやり方だと思われますね。

2015.12.04:[ハモコミ通信2015]

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