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ハモコミ通信2011年4月号 弊社社員より「東日本大震災に思うこと」

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東日本大震災に思うこと(弊社社員より)

 

AYさん

 今も続いている東日本大震災で感じたことは日本人はとても道徳的だということです。
 あの大きな揺れの後、最初にそれを気づかせれたのは同僚のIさん。「セブンイレブンに行くよ」と声をかけられ、頭の中は家族の食料のことでいっぱいになりました。カゴいっぱいにパンなどを入れていたとき、Iさんから「後の人の分も残しておこうね」と言われ、ハッとしました。私は自分のことしか考えていなかったのです。
 社長は非常用に常備していたお水をたくさん持たせてくださり、Sさんは自分の家よりも先に、ヘルパーとして介護を担当しているお宅に向かいました。
 毎日続いた水汲みや個数制限の買い物にしても、列をつくり何時間待たされてもお店の人に「ありがとうございます」とか「お疲れ様です」などと言葉にしている人達が多かったと思います。小さなトラブルはあったかもしれませんが、どのニュースを見ても感謝している姿が多かったように思います。
 日本人は辛抱強く心優しい人が多いことに気づかされました。被災された方々が1日も早く普通の生活に戻り、笑顔になれる日が来ることを願っています。

 

Sさん

「大丈夫だった?」「がんばろうね」「ありがとう」「感謝感謝」
こんな言葉をかけあって何とかここまで生きてきた。
水道から水が出るありがたさ。
トイレの水が流れ、またタンクに水がたまるありがたさ。ロウソクを使わなくても部屋を明るく照らす電気。
スーパーに行って食パンと牛乳が売っていた時の喜び。一生忘れられないだろう。
今までの自分の心と生活態度をリセットできたことに感謝し、多くの失われた命の分まで精一杯生きていきたい。

 

Iさん

 去年の1月に「カキフライ定食」を食べた女川が、10月に「はらこ飯」、今年の1月に「ほっき飯」を食べた亘理が、津波に飲み込まれてしまいました。
当たり前の風景が、一瞬にして無くなってしまいました。
「すんごい悪夢」ってことに修正願います。

 

Hさん

 便利な生活が当たり前だった私は、いかに資源を無駄使いしていたかを反省するいい機会になりました。
 電気・水・ガスが使えない生活。少ない水を大切に使って顔や食器を洗い、トイレに汲み置きした水を流す。
冷蔵庫内で駄目になりそうなものからカセットコンロでただ煮込んだスープにほっとし、普段より頭を使って材料を大切に使えたことに大満足して…。
 電気・水・ガスを供給するためにたくさんの方々の努力があることも再認識しました。感謝の気持ちを忘れず、復旧の後も大切に使おうと思います。

 

AKさん

 まずは被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 今回の大震災は、まさかと思うことばかりでした。
 今まで体験したことがない揺れ、しかもとても長くて恐怖を感じました。また、映像を通してですが、大津波の恐怖を感じました。さらには原発の事故についても未だに不安だらけで、特に原発周辺の住民の方々や農家の方々の姿を見ていると胸を締めつけられる思いです。
 時間がかかるかもしれませんが、被災地の方々に普通の生活が取り戻せるよう祈っております。

 

2011.03.31:[ハモコミ通信2011]

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